キャリア・アドバンス・システム体験談
チャレンジ精神を大切に
私は2006年にレベルⅡの審査を通過し、さらに次のステップへ進みたいと考え、レベルⅢの審査にチャレンジしました。
CCUで7年経験を積んだあとでHCUへ異動となり、主任という役割を与えられた年のことでした。より質の高い看護を提供できる看護師になりたいと思ったこと、主任という新しい役割を果たすにあたって、レベルⅢで学ぶ内容がきっと必要だろうと考えたからです。
キャリア・アドバンス・システムの教育課程は、6ヵ月でさまざまな課題をクリアしていかなければなりません。通常業務のほかに、委員会活動、会議なども両立させていく必要がありました。時間的な制約の中、効率よく仕事を進めて自分の時間を作り、勉強していくことはとても大変なことです。
課題のプレゼンテーションをスタッフに聞いてもらったり、主任会で発表させてもらったりと、周りの協力がなければ乗り越えられなかったと思っています。
レベルⅢの必要条件である学会発表では、CCU勤務で積み重ねてきた術後肺炎サーベイランスをまとめ、発表しました。私はCCUに勤務していた頃、呼吸療法認定士の資格を取り、病棟内で勉強会を開催したり同じ資格を持つ仲間と協力したりしながら、肺合併症の予防に取り組んでいました。その取り組みをあらためて振り返りまとめるという作業には、膨大な労力を費やしました。しかし、周囲の協力のおかげで無事に乗り切ることができました。協力してもらった分、今度は私から、レベルⅢで学んだことを病棟のみんなに返していく気持ちにもなりました。
キャリア・アドバンス・システムで苦手も克服

看護診断という分野について、実はレベルⅢを受けるまであまり意識したことがありませんでした。苦手意識があったのも事実です。しかしレベルⅢの中では、理論立てて考えることが必要でした。私は苦手意識を持ちながらも文献を読み始め、何冊か読み進めるうちに、これまで行ってきた看護診断が、看護の基礎の基礎である、ヘンダーソン理論に基づいていることに気がつきました。
そのことがとても新鮮で興味深く、個々の患者さまに合った看護診断を考えることが楽しくなったのです。これは大きな発見でした。苦手意識は、知らないから生まれるものなのだということを知る貴重な体験となりました。苦手だったり、知らないと感じたら、逃げずにもっと知ろうとすると、ぐっと身近になり興味と楽しさが生まれるのですね。
自分自身を成長させるツール
キャリア・アドバンス・システムを受けることは、自分の課題が見えてくる一つのきっかけに過ぎません。各レベルでの学習は、自分が成長していく上での通過点であり、ゴールではないのです。私は実際にステップを重ねるごとに、キャリア・アドバンス・システムが成長のための一つのツールだと思えるようになりました。一人でも多くのスタッフが受けることで看護の質向上につながると思います。ぜひみなさんにも挑戦してもらいたいと思います。






































