第7回 画像診断センター

画像診断センターでは、カテーテルを使ったPCI(冠動脈形成術)や血栓溶解術などの血管系の治療、肝がんに対する動注療法、循環器内科系のアブレーション治療、脳神経外科関連の造影から脳動脈瘤の検査やステント治療、心臓カテーテル検査など血管造影やカテーテルに関わるあらゆる治療と検査を行っています。治療と検査の割合は、治療が半数以上となっています。
心臓カテーテル撮影装置を備えた部屋が2室、血管撮影装置を備えた部屋が2室の、あわせて4室が稼働しており、いずれも患者さまの気持ちを少しでも和らげられるよう、壁紙などに配慮がなされています。ここで、1日5~7件の治療や検査が行われています。
多職種が連携を密に活動
画像診断センターには看護師12名、臨床検査技師40名、ME7名が在籍し、関連各科の医師を中心に連携をとりながら患者さまの治療、検査を行います。さらに、画像診断センターの看護師は、亀田クリニック内にあるPET-CTセンターも担当しており、循環器系の基本的な解剖から心臓血管外科、脳神経外科、整形外科、消化器系の領域まで幅広い知識が必要です。
患者さまの変化をいち早くとらえる
画像診断センターの看護師の仕事として特に大切なのが術中、術後の患者さまの観察と補液の管理です。造影剤の副作用などの基礎知識を持ちつつ、検査や治療の進行状況による観察ポイントを把握しておき、患者さまの状態の変化にいつでも対応できる体制を整えています。
多くの検査や治療は局所麻酔下で行われることから、患者さまの表情を見ながら、安心していただける声掛けをするなどの気遣いも大切にしています。もちろん、数あるカテーテルやステントの種類を覚えることも必須です。
幅広い知識と確かな観察力が必要という特性上、病棟での経験を積んだ上で配属されることが多く、ここでさらに画像診断センター特有の知識を身につけていきます。
今後ますます発展する分野
従来なら外科的手術を行っていたような症例でも、カテーテルや造影技術の進歩により、低侵襲な治療で済むようになってきており、今後ますます発展する分野です。また、高齢の患者さまの増加に伴い、心身の機能低下を防ぐために早期離床へのニーズも高まっています。
昨年は、脳血管内治療学会のポスターセッションで当センターの看護師が銅賞を受賞するなど、画像診断センターでのよりよい看護に向けての研究も盛んになってきています。
病棟スタッフのこんなところがいいところ(病棟スタッフ自慢)
予定された検査、治療に対して計画的に対応でき、急変した患者さまが治療に入室された時は迅速に判断し、対応できるところです。
予測不可能な治療が常に入る職場です。看護師だけではなく、画像技師の方、医師、ME、生理機能の方など他職種の方々の協力を得て、患者さまに治療と看護を提供しています。
画像診断センター独自の勉強会がありましたら、内容を教えて下さい。
分からないところは医師に相談すると勉強会もすぐに開いてくれますし、自分たちが疑問に思うことは看護師だけでではなく、技師さんたちも交えたチームで話し合いもしています。また、定期的に心臓カテーテルのカテ室会議を4ヵ月に1回開催しているほか、造影剤は毎年新しいものが発売されますので、その副作用に関する勉強会を毎年1回開催しています。
今後病棟をどのようにしていきたいか・・・今後の展望などをお聞かせ下さい。
画像診断センターの看護師の役割は、いままであまり知られていない部分がありました。まずはもっと画像診断看護をみなさんに知っていただきたいと思っています。そして、病棟のスタッフも画像診断センターで行われる治療に一緒に参加したいという申し出が出るような雰囲気の職場環境にしていきたいと思います。





































